映画の中の(愛すべき)ダメな人
ダメな匂いのする映画が好きなのです。愛すべきダメな人の出てくるダメそうな映画を愛してます。ぐずぐずでどうしようもなくってしみったれで情けない人が好きなのです。好きだから好きなのです。ダメな人の出てくるダメな映画には、幾ばくかの「不愉快感」「胸くその悪さ感」「拭い切れない痛み」のようなモノもついてくることがよくあります。だから、手放しで好きとは、オススメとは言い難いものも多いかもしれません。それでも、心に残り惹き付けて止まない忘れ難い映画たち、ダメな人たちの奏でるダメな匂いのする映画を、私はやっぱり愛しているのですね。ココロから。そんなわけで映画の中の(愛すべき)ダメな人、集めてみました。
- 「ピンク・フラミンゴ」ジョンウォーターズ/
- 「ハピネス」トッド・ソロンズ/ダメな人しか出てきませんてば!フィリップ・シーモア・ホフマンに。
- 「バッドサンタ」テリー・ツワイゴフ/ビリー・ボブ・ソーントンのダメサンタに。
- 「ゴーストワールド」 テリー・ツワイゴフ/私もヒトリ黙って深夜のバスに乗り込まざるを得ないような気分になってくる。ここにいてはいけないような。いられないような、いる価値がないような。 。
- 「ウェルカム・ドールハウス」ドッド・ソロンズに。
- 「GUMMO ガンモ」 ハーモニー・コリン/可愛いモノ愛しいモノ大切なモノ。すべて集めては、復讐してる。
- 「ジュリア」 ハーモニー・コリン/生まれてきたという罪を感じた。
- 「ミスター・ロンリー」 ハーモニー・コリン/オープニングとエンディング。オープニングとエンディング。オープニングとエンディング。それがこの映画のすべてである。あった。
- 「気狂いピエロ」 ジャン=リュック・ゴダール/フェルディナンとマリアンヌに。
- 「シド・アンド・ナンシー」 アレックス・コックス/必ずピザが食べたくなるってあの人が言った。ゲーリー・オールドマンに。
- 「パリ、テキサス」ヴィム・ヴェンダース/静かに去って行くトラヴィスという男に。
- 「蜘蛛女」ピーター・メダック/ヘタレていくほど、ゲーリー・オールドマンが色っぽいのだ。
- 「ドアーズ」オリバー・ストーン/嫌いだったオリバー・ストーンを嫌いでなくした一本。
- 「不思議惑星キン・ザ・ザ」ゲオルギー・ダネリヤ/いつのまにか肩の力が抜けていてしあわせってこんな感じかなって。クー。
- 「「悪い男」キム・ギドク/ダメな男にとことん愛された女は、シアワセなのかもしれないと、私に力づくで信じさせてくれました。
- 「絶対の愛」キム・ギドク/相変わらず人間があがいてもがいてじたばたしてました。うらやましいぐらいに。
- 「トーク・トゥ・ハー」ペドロ・アルモドバル/人は時に狂信的で妄想的で、人の言葉や慰めなど耳を貸さない。ただ自分の人生を引き受けて、それを道連れに歩いているだけなのだな。それもヒトリで。
- 「bully/ブリー」ラリー・クラーク/人間の命はあまりにも軽い。
- 「WASSUP ROCKERS」ラリー・クラーク
- 「ケン・パーク」ラリー・クラーク
- 「過去のない男」アキ・カウリスマキ/ 限りなく楽天的な人たちが繰り広げる 限りない希望の物語。限りなく優しい人たちが作り上げる 限りない音楽の物語。 人生は前にしか進まない。
- 「白い花びら」アキ・カウリスマキ/自分の人生を俯瞰してみたくなった
- 「街のあかり」アキ・カウリスマキ
- 「ポンヌフの恋人」この映画からはウイスキーの匂いがする。
- 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」ジョン・キャメロン・ミッチェル/悲しいくらいにみっともなく。みっともないまでに胸を打つってこと。
- 「バッファロー'66」 ヴィンセント・ギャロ/ぶっちゃけ、アナタのそのダメで、どうしようもなくて、みっともない所が、スキです。
- 「ハッシュ!」 橋口亮輔/人間なんて所詮ぬるぬるですよ。
- 「ローズ」 マーク・ライデル/この映画=ジャニスでなくったって、それでもベッド・ミドラーは凄まじいのだ。
- 「青春の蹉跌」神代辰巳/神代辰巳という人に恋のようなモノを感じました。
- 「ジョゼと虎と魚たち」 犬童一心/死んだモンになった…。
- 「俺たちに明日はない」アーサー・ペン?/ボニーとクライドに。
- 「ブルース・ブラザース」ジョン・ランディス/ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドに。
- 「テルマ&ルイーズ」 リドリー・スコット/テルマとルイーズに。
- 「道」フェデリコ・フェリーニ/ザンパノとジェルソミーナに
- 「8 1/2」フェデリコ・フェリーニ/フェリーニが愛した、顔・顔・顔にみとれつづけた。
- 「サテリンコ」フェデリコ・フェリーニ/おぞましいしくも豪華絢爛。ため息が出るよう。
- 「えびボクサー」マーク・ロック/これは愛の物語ですって。エビと人の。もしくは人とエビの出会いの物語ですって。
- 「カイロの紫のバラ」ウッディ・アレン/ウッディ・アレンに出会ったきっかけ。夢が本当に本当が夢になる幸せな映画。
- 「ギター弾きの恋」ウッディ・アレン/うっとりする音楽とうっとりするダメ男ショーン・ペンとあまりに愛らしいサマンサ・モートンに。
- 「レザボア・ドッグス」 クエンティン・タランティーノ/ある意味ショックでした。
- 「ファーゴ」ジョエル・コーエン/コーエン兄弟に。
- 「ビッグ・リボウスキ」ジョエル・コーエン/そのゆるいところがすきです。
- 「オー・ブラザー」ジョエル・コーエン/こんな世界何処かにあるかも。
- 「バーバー」ジョエル・コーエン/人生はクソッ素晴らしい。
- 「マルホランド・ドライブ」デヴィッド・リンチ/どんどん剥れ落ちていく、見えていたはずの世界に。
- 「ロスト・ハイウェイ」デヴィッド・リンチ/あまりにもあまりにもエロチック。
- 「スクール・オブ・ロック」ジャック・ブラックに!
- 「ダウン・バイ・ロー」ジム・ジャームッシュ/あまりに美しい映像と気詰まりな男達に。大好きなトム・ウェイツに。
- 「ドッグヴィル」ラース・フォン・トリアー /キレイはキタナイ。キタナイはキレイ。
- 「シティ・オブ・ゴッド」フェルナンド・メイレレス/この映画から立ち上ってくるのは、間違いなく「エネルギー」なのだ。
- 「白猫黒猫」 エミール・クストリッツァ/このハイテンションぶりは何なんだろう?このエネルギーの源は何なんだろう?
- 「ライフ・イズ・ミラクル」 エミール・クストリッツァ/人間にだって、自然や動物に負けないエネルギーの塊だってこと、思い出させてくれました。
- 「愛すべき隣人」人々が嘆きながらも「きっとある」と信じてるしあわせな明日が、映画越しにわたしにはしっかり見えた気がした。
- 「ウィスキー」フアン・パブロ・レベーニャ/パブロ・ストール世界が終始いい感じなのだね。
- 「酔いどれ詩人になるまえに」ベント・ハーメル/彼は常に孤独で、寡黙で、戦い続ける人にみえた。
- 「DEAR WENDY」トマス・ヴィンターベア
- 「アメリカン・ヒストリーX」トニー・ケイ
- 「裸足のピクニック」主人公はじめ登場する人みんなダメダメ!(koume0805 さんより)
- 「フィッシャー・キング」テリー・ギリアム/ダメな大人ばっかですね、観るたびに胸の真ん中があったかくなります(koume0805 さんより)
- 「クリクリのいた夏」ジャン・ベッケル/(masamayu さんより)
- 「こねこ」イワン・ポポフ/(masamayu さんより)
- 「酒とバラの日々」ブレイク・エドワーズ/ジャック・レモンに(bigOより)
- 「酔いどれ天使」黒澤明/三船敏郎に(bigOより)
- 「トゥーリーズ・ラウンジ」スティーヴ・ブシェーミに(scotcheggさんより)