ヒトリと一匹のごはん

 
Aさんは、飲みが入ったそうで、今晩はヒトリと一匹のごはんです。新居に移ってからの飲みははじめてのようで、考えてみると随分久し振りの飲みですか。彼は仕事や会議の流れでそのまま飲みという展開が度々あるので、大体ごはんを作って待ったりせずに、カエルメールが入ってからの一時間でぱぱっと作る事にしています(集中力と段取りが大事)。今夜はヒトリなのでマルちゃんのソース焼きそばと、昨日の残りのポテトのマッシュと、水菜をオリーブオイルでメラジェして胡麻と塩で味付けしただけのサラダ。ソース焼きそばは時々無性に食べたくなる一品。付いてくる粉末ソースの味が絶妙だと思うのですが、どうでしょう?ぎょんさんには、日清キャラット懐石仕立てに好物のカニカマを添えてお出ししました。今夜はベットに潜り込んでゆっくり読書に耽る予定。

花を買う

今日は西荻窪の「花良(西友内の花屋)」で花を買って帰りましたよ。私の住む新しい街には、花屋は多いんだけれど、どうも側にある墓地に備えるための花が主流のようで、花の並びがワンパターンで地味な上に高いのだ。「花良」は、なかなかの品揃え。珍しい花や枝物葉っぱ物(?)なんかも充実していて眺めているだけでも、とっても楽しい。大振りの派手な百合に見とれたり、雪柳やミモザの枝にも心奪われたけど、結局ユーカリ枝を5本(千円)と、麦を10本(三百円)、ポピーの束(二百円)を購入しました。花束を抱えて中央線に乗り込むのも何とも良い気分。花束を抱えて歩く道というのは、どうしてこんなに心が浮き立ってしまうのだろうな。

引っ越し、思い出編

引っ越しで、母親が上京してきて三泊四日でいろいろと手伝ってくれた事は、前にも書いたように思うけど、その時、私は母親といる事がとてもとても楽しかったのだよ。自分でもちょっとびっくりするくらい楽しかった。隣の布団で寝起きしたり、Aさんは食べないけれど二人で朝ごはんからがっつり食べたり、新居と旧居を慌ただしく移動したり、ごはんの買い出しに一緒にスーパーに行ったり、とにかく四日間二人でつるんでみっちり一緒にいたように思うんだけど、それが本当に楽しかった。気の合う相棒と寝食を供にしたって感じで、今思い出してもしみじみと楽しい思い出なのだ。

思い返してみると、大学進学のために18で上京してから、母親とこんなに長く一緒にいた事はなかったし、そもそもフルサトにいた頃も、母は姉妹家族皆のもので、こんな風に私だけど過してくれた事もなかったし(もちろん、当時はそんなことも望んでなかったし)、大体が生意気盛りだった私は、母親とは顔を合わせれば喧嘩ばかりしていたように思う。離れて暮らしていても、特別会いたいとか、会えないと淋しいとか、ほとんど全く考えた事もなかったのだけれど、なんだか生まれてはじめて母親を心ゆくまで堪能して、物凄く満足をした。満足をして、この年になってはじめて「お母さんていいなぁ」と、バカみたいにシンプルな感想を抱きましたよ。お母さん、最高ですっと。