雨ばかり降っているけれど

makisuke2006-06-20

雨ばかり降っているけれど、甥っ子君と姪っ子ちゃんが、やってきた。合う度に成長しているなぁと感じさせられる彼ら。甥っ子君はどんどんコトバを覚えて、しっかり会話が出来るようになっている。人としてどんどんカタチを成しているみたい。そして、いっつも絶妙なタイミングで私をなぐさめてくれたりする。彼は、理屈でない感覚で私の元気のなさを汲み取ってくれているのだろうかな?やさしい子だなと思う。いいこだなと思う。助けてもらっているなと思う。とにもかくにも、彼らの成長をとても近くで眺めていられることが、とても贅沢であるような。


雨ばかり降っているけれど、屋上の菜園は夏使用。新じゃがが収穫を待っていて、茄子やトマトの花が小さな実に変わっていった。ハーブはもっさりと緑を濃くしてる。天気のいい日は、朝と暮れきらない夕方にぼんやりと屋上に座っている時間が気に入っている。風は吹いたり吹かなかったり。元気だったり元気じゃなかったりするけれど。少しずつ長くなっていくいく日の暮れが、なんだかやけに嬉しかったりする。

このごろの読書

夜の公園
川上弘美の新刊を読む。静かでひんやりしていてうまいなぁと思うのだけれど、最後までどうしても好きになれず。こういう話は江國香織さんに任せておけばいいのにぃと思う。川上弘美で読みたくなかったよぉと思う。どこか間が抜けていて可愛らしく愛すべき部分がなかったのだな、この本には。読み終わって感じるさみしさがやりきれない。人は皆、この世の中ではしあわせなんかにはなれないのだろーかな。なんてしばし余韻に捕まっている今日この頃。

強運の持ち主
瀬尾まいこの新刊を読む。「図書館の神様」「卵の緒」は大好きな本。瀬尾さんの人と人の間のとり方。間に流れる心地よい風のようなモノが快くて。「食べ物」のもたらす「力」を感じさせる文章にココロうたれて、ずっと読んでいるのだけど。だんだんに迫ってくるものがなくなってきているのは、さみしい限り。ドキリとさせられる感覚もしばしないなぁ。新刊も、悪くはないのだけれど、悪くはないに終わってしまったような。ぼんやりとした印象

終末のフール 砂漠
伊坂幸太郎を二冊読む。最近すっかり伊坂のファンであるワタクシ。どちらも面白く読んだ。特に「終末のフール」は、よかったなぁ。いつものように、少しずつ物語がリンクしていく感じも、無機質な感じもいいのだけど、うっすらと漂う「汚さ(匂い)」みたいなモノが加わったような感じで。少しだけ新しい伊坂幸太郎という人を垣間見たような気がして、嬉しかったのであります。

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉 ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫) ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)
今更な感じもするけれど、ダ・ヴィンチ・コード読みました。読みやすく、あれよあれよという間に読み終わったけれど。やや残念な感じが否めない。うんちく本としては、うん。確かに楽しめた。ダ・ヴィンチのくだりはとってもワクワクしたのだけれど。肝心のミステリの部分はあっけなく。結末もそっけなく。あれれ?という感じ。もっともっとダ・ヴィンチであって欲しかったような。

フランス日記: 日々ごはん 特別編
高山なおみさんの「日々ごはん」の特別編「フランス日記」を読む。写真もたくさんあって、フランスの色彩豊かな様子が伝わってきて、とても楽しい。相変わらず、高山さんの文章は、私を引きずるみたいで。いろいろ書いてみたくなるのだな。そして、フランスという新しい土地に踏み入れる彼女が、怖じ気づいたり戸惑ったりと気後れしていたり。そのまんま見えてくるのが、とっても興味深い。スイセイさんと高山さん。(いつもの如く?)二人がたくさん喧嘩しているのも興味深かったりしてしまう。旅行というのは、イレギュラーがたくさんあって、イライラしたり疲れたりするモノだけど、その中でしっかり(喧嘩しながら)己のありよう(やりよう)みたいなモノを再確認していくのが、やっぱり高山さんらしいなぁと思ってしまう。

春キャベツと鶏手羽のとろとろ煮/グリーンサラダ/さけ茶漬け/シジミの味噌汁
 
ちよっと色味が悪いけど、春キャベツと鶏手羽のとろとろ煮。鶏手羽は片栗粉をつけて揚げてから、コンソメでキャベツと煮込む。少なめの水で、キャベツの水分で甘く煮上がった。