ねことごろ寝マットで暖をとりながら、持ち帰った仕事を少しと、漫画に溺れる一日。

gyon

天気予報のとうり、午後からは冷たい雨が降り始め、だんだん激しさを増していった一日。家にこもって、ねことごろ寝マットで暖をとりながら、持ち帰った仕事を少しと、漫画に溺れる一日。屋根をたたく雨の音が心地よい眠りを誘って、不思議な夢をたくさんみた。


意外にご近所さんな妹から「いい感じ。あんなのあったら通いたい」と、教えてもらった「深夜食堂http://www.meshiya.tv/)」。水曜の夜にひっそりやってる、このドラマの原作を読む。あんまり美味しくなさそうなんだけど、なんだかとっても食べてみたくなる食べ物と、時々流れる「あがた森男」の音楽と、なんともいえない余韻がいい。とおもったら、わたしの大好きな「山下敦弘」監督が関わっていた。うんうんと、納得しながら。漫画を読む。ドラマの場面と重なって、漫画の中の登場人物がゆらりと動き出す。漫画と映像。二つでひとつ。漫画だけでもドラマだけでも物足りないかもしれないとおもいながら読む。ソース焼きそばのあたりでぐぅっーとお腹が鳴った。

ずっと買いそびれていた、「バカ姉弟」の五巻を読む。土曜日の昼間にアニメ化されたのだけど、この独特な空気が土曜の昼間のお茶の間に相応しいのだろうか?と、半信半疑になりながら読む。きっと、毒や謎や暗闇は何処かに隠して、ほのぼのとあったかい感じにするのだろうな。

きっと、二人で充足しているから、世界を必要としないんだな……まだ。


五巻は、急な展開で少し戸惑ってしまう。もう少し留まっていたかった世界から、突然巣立ってしまったご姉弟。さみしさは拭えず、本棚から引っ張りだして、一巻に戻って読み返す。ご姉弟の、気高い獣のような姿に改めて惚れ惚れ。誰にも懐かずに、それでも愛でられ、日々成長していく姿が、やっぱり嬉しい。