介護マシーンとしての私

makisuke2004-09-30

hogehogeこちらは稲刈りマシーン
ホームヘルパーをはじめたけれど、お年寄りの匂い(いわゆる加齢臭)がどうしても我慢できずやめてしまった。という話を聞く。この何気ない話しに、思いの外ショックを受けてしまった私。私の仕事は、臭いか汚いかと言われれば、確かにその通りだ。臭いことも汚いこともたくさんある。あるけれど、臭いとか汚いとか、いちいち感じたことがなかった。だって仕事でしょ?仕事なんだからさ。仕事ってそういうモノじゃないの?と。排泄物を片付け、汚れた体を拭いて、部屋を片付け、換気をし、臭く汚かった部分をキレイにさっぱりさせるのが私の仕事でもある。もちろん、それだけじゃないけれど。

そして、私がここで何を言いたいかというと、私みたいな仕事は、絶対に出来ない(やりたくない)人もいるのだろうなということ。臭い汚いばかりでなく、人の生活に入っていくのだから、大変なことも沢山あるはず。その人の個人的に抱えるヘビーな部分にも立ち入らなくてはならないこともある。それでも、それら全てが全く苦痛でない。だって仕事だから。と、何も感じず行っている私は、何処かが壊れているのだろうか?仕事だからといって、何も感じなくなっている私は、何処か麻痺しているのだろうか?目線の低い人間なんだろうか?「偉いよねー」などと痙りながら言う人もいるけれど、ちっとも偉くなんかない。だって感じないんだもん。「人生のパンチドランカー」を目指している私でありますが、自分総マシーン化を願う私でありますが、ときどきそうありたくないと思っている私、もしくはそうみられたくない私が顔を出して、まことに面倒くさい。ということで、今夜の私は面倒くさいですよ。