2009-01-01から1年間の記事一覧

ねことごろ寝マットで暖をとりながら、持ち帰った仕事を少しと、漫画に溺れる一日。

天気予報のとうり、午後からは冷たい雨が降り始め、だんだん激しさを増していった一日。家にこもって、ねことごろ寝マットで暖をとりながら、持ち帰った仕事を少しと、漫画に溺れる一日。屋根をたたく雨の音が心地よい眠りを誘って、不思議な夢をたくさんみ…

悪人/吉田修一

吉田修一の「悪人」を読む。「さよなら渓谷」を読んだ頃から、ぐんと気になる作家になったこの人。そして、昔から「犯罪」というモノの裏側にあるモノを知りたいという興味が尽きないわたしである。「ある一線」という境界線を越えてしまう人と超えずにいる…

あなたの空には星が見えますか?

はてなさんから、あなたの日記に星が付きましたよ。とメールが来るのだけれど、みえない。目を凝らしても、やっぱりみえない。わたしのパソコンからは、星が見えないのだけれど。星はどこかでひっそり輝いているのだろうか。だとしたら、星をくれた人たちに…

自分が引き受けて、その人に代わって矢面に立つということ。

謝ることの難しさを思う。 謝るという行為にスムーズに辿り着けないとき、それはやっぱり「自分かわいさ」なのかな?と思う。その「自分かわいさ」なのかな?ということに思い当たったのも、実はついさっき。たった今のことなのだから。わたしってやつは、な…

相変わらず、田辺さんの書く女はかわいい。

「ほどらいの恋〜お聖さんの短編」田辺聖子著を読む。 「ジョゼと虎と魚たち」の原作を読んで以来、田辺さんの紡ぐ大阪弁の愛らしさと、食べ物の描写の達者さと、どこか憎めない男とその男を甘やかす女の書き方があったかくて、ファンになった。時々文庫本を…

大人計画/サッちゃんの明日

この間のこと。ひさしぶりの友達と、ひさしぶりな三軒茶屋で、ひさしぶりにごはんを一緒に食べたあと、ひさしぶりで「大人計画」の舞台を見た。 ひさしぶりの友達は、相変わらず貸したままの本を忘れてきているし。友達もわたしも決断力というか、何か前向き…

死に顔を見、手をあわせてくることは、仕事をするということの中で、いつもヒトツの区切りになる。

いつかの夏のこと。 同僚という名のおばちゃんと、ずっと担当してきた利用者さんのお通夜に出掛けた。死に顔を見、手をあわせてくることは、仕事をするということの中で、いつもヒトツの区切りになる。今夜もそのヒトツの区切りとやらをつけるため、善福寺川…

 「A」と「E」と「G」。

「カレーを作ったから食べにおいでよ」というあまりにも魅力的な誘い言葉に「へいへい」と、二つ返事で頷いて友達の家に遊びに行く。少子化少子化と言われている昨今ではあるけれど、我が友達は立派に三人の子供を持つ父親なのでありました。 末っ子のあーち…

死ぬまでにしたい10のこと/ イサベル・コイシェット

この映画は、好き嫌いが別れるのかもしれない。彼女の選択に首をかしげる人もいるかもしれない。都合がいいと思うかもしれない。でも、余命三ヶ月と宣告された23歳のアン。彼女が死を宣告されてはじめて「生きる」ことを始めたこの映画を、私は「好き」とい…

そこはがんばって、久しぶりにがんばって、泣きませんでした。

この間のこと、久しぶりに、本当に本当に久しぶりに仲の良かった友達にばったり偶然会う。気配は感じていたけれど、もう十年近く会っていなかったし連絡というほどの連絡も取っていなかった友達。高速バスというヤツは、フルサトの名もない町とこちら東京を…

コロシヤ

子どもの頃 フルサトにはコロシヤがやってきた 年に一度か二度 村の公民館の広場にやってきて、店開きをした 私たちはおばあちゃんに連れられて コロシヤに会いにいった 殺してもらう動物を手に手に 順番待ちの長い列に並んだ 年をとって家畜としての役目を…

新編性悪猫/やまだ紫

gennoさんとこ( http://d.hatena.ne.jp/genno/20090508)で、もうひとつの訃報をしりました。「性悪猫 asin:4480023879 」のやまだ紫さん。この本はAさんに教えてもらったんだった。両手にすっぽりおさまるちくま文庫を、わたしは眠る前に何度も何度も繰り…

今夜みたテレビ

今夜放送していた、清志郎の番組をみる。みたとおもったら、もう終わってしまって。それはあまりにあっけなくって。余計に強く濃く、わたしにさよならを突き付けたような、強要されたような時間だった。 たぶん、どんな時間を費やしたって、足りない。足りる…