2007-01-01から1年間の記事一覧

酔いどれ詩人になるまえに

キャストもなんかいいね。マット・ディロン。リリ・テイラー。マリサ・トメイ。それぞれの顔に肉体に、確かなボックボーンみたいなモノを感じるんだよな。目が合っただけで求め合っちやうその必然が分かりやすいんだもんな。そのバックボーンみたいなモノが…

やわらかい手

ーもうずうっと前のことだけれど、新宿でリバイバル上映をしていた「あの胸にもう一度」をみたことがあったっけ。あの時のマリアンヌ・フェイスフル。黒のレザースーツにするりと裸体を滑り込ませた彼女。映画自体はすぐに忘れてしまったけど、彼女の存在は…

やわらかい手

ーもうずうっと前のことだけれど、新宿でリバイバル上映をしていた「あの胸にもう一度」をみたことがあったっけ。あの時のマリアンヌ・フェイスフル。黒のレザースーツにするりと裸体を滑り込ませた彼女。映画自体はすぐに忘れてしまったけど、彼女の存在は…

onceダブリンの街角で

渋谷のシネ・アミューズ イースト/ウエストにて「onceダブリンの街角で」をみる。ーアイルランドのダブリンという街。その街角で出会った男と女と音楽の物語。男と女が出会って音楽が生まれる物語ー 「アイルランド」という土地に、特別の親しみを感じている…

天然コケッコー

映画がしっかり呼吸してた。 耳を澄ますせたら、映画そのものから生まれる音が 私に届くような気がしたー。 だから ひとつも聞き漏らさないように 私も大きな耳になって 私はこの映画に包まれていたー。 ずっとずっとずっと観たいと思ってた「天然コケッコー…

転々

テアトル新宿で「転々」をみる。ー自慢じゃないけど、「台風クラブ」の頃から、私は友和のファンなんだよ。ちょっと如何わしそうな悪そうな男が断然似合うと思うんだ、友和には。で、今年みた「松ケ根乱射事件」の友和もかなりいけてたんだけど、「転々」の…

カイフクキを支えた作品たち その2

介護福祉士、筆記編。めでたく合格した様子です。本日実技試験の受験票が郵送されました。たくさんのおめでとうをもらって嬉しい気分。報われた気分であります。実技は毎日のことだけれど、重箱の隅をつついたような減点合戦との噂。またしばらくは実技勉強…

美味しさは点である。とかなんとか。

それは昔のことだけれど。私は至って真剣ににシジミの味噌汁作りに取り組んでいるいる時期がありました。今から数えたら、もう十年以上前のことになるのな。ヒトムカシっていう言葉で片付けてしまっても構わないぐらい昔のこと。そんな頃の話。 今でも料理は…

カイフクキを支えてくれた作品たち その1

カイフクキ終了しまして、やっと日常を取り戻しました。

勉強していました。しばらくとても真面目にこつこつと。介護福祉士の国家試験にパスする為にであります。試験の発表はもうしばらくでありますが、サイトの自己採点では合格したのではないかと思われ。まあ、まだ、大声では言えませんし、筆記に合格しても実…

「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」をみる。

結合双生児ロックバンド「ザ・バンバン」 彼らを見ていると 二人だけの世界に土足で踏み込むような 陰からこっそり覗き見をしているような うっすらとした後ろめたさを覚えずにはいられなかった それでも私は見ることをやめなかったし 聞くことも止められな…

気球クラブ、その後/園子温

寒い寒い今日だったけれど もう終わってしまうよというので 「気球クラブ、その後」をみに渋谷まで あったものがもうないということは、切ないことだなあ 人を好きになるのは、切ないことだなあ 人を好きなままでいられなくなるのは、切ないことだなあ 人を…

今日の一枚

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私は私の体を使って出来ることの総てをしてあげる

私が担当しているヒトリのおばあさんは もうほとんど意識がなく ベットを起こして声掛けをして 唇にスプーンを押し当てると 口を弱々しく開いて とろみのついたその液体を飲んでくれるのだけれど それだけで 目もうっすらとしか開かず 時々出てくる声も弱し…

人生は、時々晴れ/マイク・リー

「愛がなくなったら、お終いだよ。だって僕らは家族じゃないから」 マイク・リーの「人生は、時々晴れ」をみる。息子が病院に運ばれてしまった夜、みんなの感情が決壊するみたいに溢れ出した一日。その夜の、総ての人が面倒くさかったけれど、いとしかった。…

100万回生きたねこ/佐野洋子

久し振りに「100万回生きたねこ」を読みました。 100万回死んで 100万回生きた ねこの話です。 100万人の人にかわいがられて そのねこが死んだ時 100万人に泣かれたという(なんともうらやましい)ねこの話です。 なのに とうのねこは 死ぬのなんかまったく…

2006年繰り返し聞いた音楽

2006年記憶に残った本

「週末のフール/伊坂幸太郎」「流星ワゴン/重松清」「日々ごはん/高山なおみ」「密やかな結晶/小川洋子」「ミーナの行進/小川洋子」「生きてるだけで、愛/本谷有希子」「夜をゆく飛行機/角田光代」「ドラママチ/角田光代」「沼地のある森を抜けて/梨木梨木香…

2006年記憶に残った邦画

「鉄コン筋クリート」「ゆれる」「ストロベリー・ショートケイクス」「かもめ食堂」「嫌われ松子の一生」「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」

2006年記憶に残った洋画

「アメリカ、家族のいる風景」「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 」「プルートで朝食を」「麦の穂をゆらす風」「ククーシュカ/ラップランドの妖精」「ウォーク・ザ・ライン/君に続く道」「クラッシュ」「ボブ・ディラン/ノー・ディレクション・ホーム…