こちらこそ

makisuke2004-12-09

この間みにいった映画「犬猫」関連のブログ(極楽日記)を発見。つらつら読んでいると、なんと私の感想が紹介してある。それも、私の感想を読んで「やっばり泣かずにはいられなかった」と。こちらこそ嬉しくって、涙もろくなってしまう(飲みすぎで体が弱っているせいか?)。こちらこそ「犬猫」をみることができてありがとうと言いたくなる。感想には書き切れなかったけど(感想を書くということは何かを大事にするため、いろいろの小さい大事をはしょってしまうのが、もどかしくもある)まだまだ好きな所、たくさんあった。ヨーコの包帯をスズが巻き治す所とか。スズの洋服(どれもこれも可愛かったな)をヨーコがあててみる所とか。ヨーコとスズの距離が縮まったり広がったりする所よかったな。黒猫のpooちゃんの尻尾がとっても優雅に動いた所とか。公園の犬が首をかしげてこっちを見てる所とか。どの場面もしっかり私の中に残っているみたい。確実に私の血肉になっているみたいだ。

思い返してみると、確かにヨーコやスズの年頃、私もとっても生きづらかったと思う。毎日毎日がとにかく苦しかった。今はあの頃の苦しさは、記憶の中だけでもう正確になぞることは出来ないけど。それがさみしく感じられることもあるけど。大きく言ってみれば、私は今、毎日のんきに楽しくあったかく暮らしている。随分生きるのも楽ちんになった。それでも時々、あの頃の苦しさが私の元になっているようにも思ったり。あの日、街を走っていた私を抱きしめてあげたいと思ったり。