梅の花が咲いていました。

makisuke2005-01-31

  

二月は「光の春」と呼ぶのだそうだけど、二月に一番近い一月最後の今日、その日差しはホント春を思わせるような、ぽかぽかしたものでした。寒くて寒くてずっと引っ込めていた首を伸ばして空を見上げると、もう、そこここで梅の花が咲いていましたよ。そう言えば、私が高校生まで過ごしたフルサトでは、梅の咲くのが遅くって、梅の花が咲いたと思うと、追っかけるように桜の花がほころび始めるのが常でした。ですから、私の中では梅が咲いたら桜が咲いて、ずくに春まっただ中に突入していくというのが、常識でした。


はじめて東京の街に住んで、そこに咲く早い梅の花を見た時、もう桜が咲く春になってしまうのかと、ヒドク慌てた事を覚えています。そのせいでしょうか?今でも、こうやって梅の花を見ていると、なんとなく背中を押されるような、どこか慌ただしい気持ちになってしまいます。桜の季節はすぐそこだぞと、私に染みついた記憶が、私の背中を押し始めるのですね。きっときっと。