介護マシーンとしてのワタクシ

不甲斐ない日になってしまった。以前から訪問しているおじいさん(日中独居/認知症/昼夜逆転気味)宅に、いつもの通り仕事に入ったのだけれど(眠っている所を玄関ベルと声掛けで起こし入室)、本日は全くワタシの訪問を受け付けず、機嫌と話はこじれる一方。認知症の彼の頭に「コイツは何の目的で、誰の指図でオレの家に上がり込んだんだ?」って疑問をほぐそうとすればするほど、こんがらがらせてしまったみたいで。会社からフォローの電話を入れてもらったのも逆効果だったみたい。ぶるぶる震え拳を振り上げテーブルを叩く彼の姿を見、このまま興奮が続いては彼の体にも良くないダロウ。はたまた(肉体的に)どちらかが傷つくようなことがあってはと(会社に連絡し)私の判断でこの家を退出したけれど。こういう時、ちょっとしたボタンの掛け違いを正すのがとても難しい。「どうすればよかったのか?」は、帰宅して考えてもやはりよく分からない。けど、ワタシが訪問した時の微妙な(落ちてる)空気に彼のアンテナが反応してしまったのだろうな。という感じはする。独居の認知症の老人宅に訪問だからと言って、私の気持ちが微妙にonとoffにしっかり切り替わってなかったのダロウな。きっちり仕事モードに入ってなかったのだろうな。微妙な感覚的なことではあるけれど、キチンと仕事に臨んでいなかった自分を感じる出来事だった。