介護マシーンとしてのワタクシ

昨日、大嵐の中、私の担当していた方が亡くなりました。私とのお別れの挨拶は随分前に済ませていたのですが、やはり思いは尽きません。とてもとてもとても良い方だったので。自宅で家族に囲まれての大往生でありました。自宅で息を引き取るというのは、ご本人の願いでもあり、そうさせてあげたいという家族の願いでもあり、その願いがこういうカタチで叶ったこと。とりあえずとてもうれしく思いますし、いろいろ含めて心から感心させられるケースでありました。

この仕事をしていて感じることは、人はなかなか簡単には死ねないのだなということ。人は最後の最後まで頑張って死んでいかなければならないということと、人々が本気で望んで願えば、命は最大限に引き伸ばされるということ。それでもいろんな条件や思惑があり、死んでいこうとする人に対して、本気で、もう少しもう少しと言い切れないのも、事実であり、それも仕方のないことなのですけれど。とにかく、ご冥福を祈っています。長い間ご苦労様でした。最後のお世話が出来たこと、私としても幸せでした。どうぞゆっくり休んで下さい。