松茸さん

フルサトにいるおばちゃんから宅急便が届く。この間稲刈りで会った時に「キノコが採れたら送ってやるに」と言っていたことを思い出して、ワクワクと包みを開く。荷物の中には、白菜や大根、野沢菜漬けに交じって、沢山のキノコが。都会暮らしの人は見たこともないような、一見グロテスクでもあるそのキノコ達。子供の頃はよく父親や祖母やこのおばちゃん達と山に入ってキノコを採ったものです、私も。懐かしくさえある、クリ茸、アワ茸、紫シメジ、ナメ茸、リコウボウ、キイシメジなどなど都会で暮らしていたら聞くこともないようなキノコ達。宅急便にはそのクリ茸がぎっしり詰まっていました。と、思ったら。クリ茸に交じり、一本の光り輝くぶっとい「松茸」を発見!!都会っ子のAが見落としてしまうぐらいの見事な大きさ、見事な匂い、見事な松茸。傘をパッと開いて、茎がすらすらっと伸びていて。こんなに大きいのはいったいどれぐらいの値段がつくのだろう?とにもかくにも嬉しいぞっと。今晩は早速、松茸ごはんを炊きますわよ。