2年参り

紅白歌合戦マツケンサンバは甥っ子君と歌い踊った)が終わったぐらいの時間に、近所の神社に歩いてお参りに向かいました。今年は雪が吹雪く中、完全装備でAとひとさん(妹・三女)と三人で出発。東京もこの所ぐっと寒くなっていて、毎日、寒い寒いと半ベソをかいていた私ですけど、フルサトに戻ってこの寒さに遭遇すると、根本的に寒さの質が全く違うのな。と、しみじみ(家の中の廊下に置いておくとビールはすっかり冷えきって飲み頃、冷蔵庫は必要ない感じ)。体の芯まで瞬時にして冷えきっていくような張りつめた夜の空気に、さらさらとさらさらと雪が降る様子は、ホントにウツクシイ(幾分フルサトの夜も、町の明かりでうっすらと明るくなってしまったけれど…)。

私のフルサトでは、日付が替わる前からお参りをして、新年になってもお参りをして、年を跨いでお参りをするのが「2年参り」といって恒例なので。おさい銭を入れて頭を下げて、今年の分と来年の分と(もしくは昨年の分と今年の分と)しっかりお願いをして、おみくじ(Aとひとは大吉、私は末吉)を引いて、お札や蜜柑や豚汁をいただいて、新雪をきゅっきゅっと踏み踏み家に戻りました。遥か眼下には町の中学校で上げている「カウントダウン花火」が、ぱうっと明るく一瞬空を染めていました。