今日一枚

ばらいろポップ
待ちに待ったSINGER SONGERのばらいろポップ「SING A SONG」「ロマンチックモード」「雨のララバイ」の流れがとても好き。「オアシス」もとても好き。コトバをオモチャに出来るようになったCoccoは、歌を歌う人としての独立した魅力を感じてしまう。夕方に掃除機をかけながら大音量で流していたのだけれど、夕ごはんが終わった深い夜に、音をしぼって流すこのアルバムもまた、良かった。力がすとんと抜けてしまったCoccoが、とても新鮮。それでも、どうしたって、昔のような、あんな歌をどうしても期待してしまうワタシもいるのだけれどね。アルバムとしては、少し緩急が足りないせいか、終いに向けて少し飽いてきてしまうのが、さみしくもある。もっともっともっとと思ってしまうのは、期待の大きさからか、欲の深さか。