LAND/Patti Smith

makisuke2005-07-26

ランド(1975-2002)~グレイテスト・ヒッツ
台風が刻々と迫ってきているという今夜、それでもAさんの会社は飲み会が決行されるのだといいます。バンガッテ(by三歳の甥っ子君)くださいませ。私は、仕事帰りに久し振りに我が母親と同い年の女友達と一時間と少しばかり、おしゃべりをして、雨が酷くなる前に帰ってきました。外は土砂降りでしたが、クーラーの入った室内は気持ち良く乾いていて、静かでした。自宅に重い病人を抱えている彼女は、多くの病人を抱える家族がそうであるように、軽い鬱病を患っています*1。介護という現実を抱えている人たちは、どうしても少し伏し目がちのような気持ちで生きている人が多いように、私は思います。以前その彼女が話してくれた「生きていくということは、一日一日という短い断片の連続としか考えられない。長いスパンではモノを考えられない。どうにか今日はやり過ごすことが出来たという毎日の、結果は積み重ねみたいなモノかもしれない」という、コトバ(私流に少しアレンジしてありますが)が忘れられません。私たちが話をした、今日という日の、一時間と少しばかりの時間。私は彼女のその日の雰囲気にただ合わせて、取り立てて何を話したということもなく、うなずいたり笑わせたり笑ったりしただけのようにも、思うのですけど。彼女が楽しかったというので、そして私も楽しかったので、ヨカッタと思う。そして、家に帰ってパティー・スミスを聞きました。台風今のところは大人しいです。

*1:もちろん、介護をしている家族が必ず鬱にかかる、もしくはかかっているという意味ではありません