フジロック一日目

makisuke2005-07-29

  ←今年はとにかく人人人でした。今年の課題はいかに自分だけの幸せな空間を確保するかでありました。

フジロック一日目、昨夜送別飲み会だったAさんの帰宅が、なんと朝の六時前になりまして、やきもきして待っていた私は、本当に本当に本当に久し振りに怒りまして泣きまして拗ねまして、Aさんに「もう行かないからね!」と、精一杯頑張ってましたが、そこはそれ、行きたい気持ちのほうが遥かに大きく、ずるずると泣きながら仕度をしまして、ぶすっと出掛けたのでありました(カッコワル…)。それでも不機嫌をキープするのも、東京駅ぐらいが限界で。新幹線に乗った辺りからは、すっかりはしゃいでいたとか、いないとか。

←入場ゲート。

苗場に降り立ってからのシャトルバス待ちの大行列に、Your Song Is Goodを諦め(涙)、アナログフィッシュを聞きながらの早速のフェス飯を楽しむ。早くも予定はぐずぐずになりつつあるのだけれど、これもフジロックの醍醐味ということで一向に構わず。そのフェス飯!モツカレー(モツにカレーがよく合う、今度家でも是非作ろう)にゴーヤーラフテーバーガー(気に入りました!)にタコライスをシェアしつつ、早速ビールをぐびぐび。朝からでも昼からでももちろん夜だってビールが美味しく、ちっとも酔っぱらわないというスバラシサ!

←ゴーヤーラフテーバーガー

greenの大きな空間で気持ち良く流れるSimple Planを横目で楽しみつつ、とりあえず会場一周の旅に出る。whiteを抜け、ボードウォークを通ってorangeからheavenに。風味堂で「あ、楽しい!」と、軽く踊ってから、白井貴子が聞きたいというAさんと別れ、私はヒトリCakeへとgreenに戻る。そのCakeの可愛らしさとちょっぴりの妖しさに夢中になり、カラダが気持ち良よく動くのを楽しむ。大好き!大好き!と興奮しつつ、トイレ休憩*1を挟んで、Aさんと再び落ち合いTHE HIGH-LOWSを観賞。久し振りのヒロトはやはり隙がないほどカッコヨク、魂を感じました。ロックに対するそのストイック(もしくは一途か)なまでの姿を見ていると「古きよき日本」というコトバを思い出してしまうのは、私だけでしょうか?

ハイロウズにのりのりだった子供。パパのアタマをドラムのように打ち鳴らしていました。

再びAさんと別れてThe Musicへ。高音の声と絡み合うようなぐずぐずした展開にすっかり痺れ、興奮し、ハイテンションのまま、Aさんの待つPE'Zへ移動。PE'Zのピアノ、やっぱり好きだわっと再確認をし、二人して、いよいよいよのThe Poguesへ!

    ←夜の闇と光のウツクシサいろいろ。

興奮高鳴る中登場したシェインは、すでにへろへろと酔っぱらっているような?出だしこそ、声が出ずに「歌えてないったら!」と、私を不安にさせたものの、すぐに復活。そして絶好調に。もしや酒が足りなかったのか?引っ込んで舞台袖でいっぱい引っかけてきたのかい?もしや、飲めば飲むほどに強くなる酔拳の使い手かい?と、どんどんどんどんよくなってくる様にただただ感動。楽しくって楽しくって楽しくって楽しくって。バンドのメンバーがしっかり彼をサポートしている様が伝わってくるようだったし、シェインは言うまでもなく最高だったし、聞いてる皆も、もんのすごく楽しそうだったし。こんな幸せな夜が終わってしまうのが、信じられない私でありました。

そして今夜のラストはwhiteの忌野清志郎&NICE MIDDRE with NEW BLUEDAY HONRNSで燃え尽きました。何度も何度も足を運んでいる清志郎のライブだけれど。一言一句変わらない彼の言葉だけれど、いつ聞いてもその当たり前が嬉しく尊くありがたい。私の活力、私の秘め事、私の本当が、彼の歌の中にはいつもあって、それをいつものように、私だけに届けてくれる。本日もたくさん受け取り、初日の夜を華々しく締めくくってくれたのでありました。

*1:今回のフジロックはとにかくトイレの時間を確保するのが大変でした。人出が多くトイレに大行列が出来ていることもしばしばなので、早め早めにトイレのために動くということもしばしば