フジロック一日目
フジロック一日目、昨夜送別飲み会だったAさんの帰宅が、なんと朝の六時前になりまして、やきもきして待っていた私は、本当に本当に本当に久し振りに怒りまして泣きまして拗ねまして、Aさんに「もう行かないからね!」と、精一杯頑張ってましたが、そこはそれ、行きたい気持ちのほうが遥かに大きく、ずるずると泣きながら仕度をしまして、ぶすっと出掛けたのでありました(カッコワル…)。それでも不機嫌をキープするのも、東京駅ぐらいが限界で。新幹線に乗った辺りからは、すっかりはしゃいでいたとか、いないとか。
苗場に降り立ってからのシャトルバス待ちの大行列に、Your Song Is Goodを諦め(涙)、アナログフィッシュを聞きながらの早速のフェス飯を楽しむ。早くも予定はぐずぐずになりつつあるのだけれど、これもフジロックの醍醐味ということで一向に構わず。そのフェス飯!モツカレー(モツにカレーがよく合う、今度家でも是非作ろう)にゴーヤーラフテーバーガー(気に入りました!)にタコライスをシェアしつつ、早速ビールをぐびぐび。朝からでも昼からでももちろん夜だってビールが美味しく、ちっとも酔っぱらわないというスバラシサ!
←ゴーヤーラフテーバーガー
greenの大きな空間で気持ち良く流れるSimple Planを横目で楽しみつつ、とりあえず会場一周の旅に出る。whiteを抜け、ボードウォークを通ってorangeからheavenに。風味堂で「あ、楽しい!」と、軽く踊ってから、白井貴子が聞きたいというAさんと別れ、私はヒトリCakeへとgreenに戻る。そのCakeの可愛らしさとちょっぴりの妖しさに夢中になり、カラダが気持ち良よく動くのを楽しむ。大好き!大好き!と興奮しつつ、トイレ休憩*1を挟んで、Aさんと再び落ち合いTHE HIGH-LOWSを観賞。久し振りのヒロトはやはり隙がないほどカッコヨク、魂を感じました。ロックに対するそのストイック(もしくは一途か)なまでの姿を見ていると「古きよき日本」というコトバを思い出してしまうのは、私だけでしょうか?
←ハイロウズにのりのりだった子供。パパのアタマをドラムのように打ち鳴らしていました。
再びAさんと別れてThe Musicへ。高音の声と絡み合うようなぐずぐずした展開にすっかり痺れ、興奮し、ハイテンションのまま、Aさんの待つPE'Zへ移動。PE'Zのピアノ、やっぱり好きだわっと再確認をし、二人して、いよいよいよのThe Poguesへ!
興奮高鳴る中登場したシェインは、すでにへろへろと酔っぱらっているような?出だしこそ、声が出ずに「歌えてないったら!」と、私を不安にさせたものの、すぐに復活。そして絶好調に。もしや酒が足りなかったのか?引っ込んで舞台袖でいっぱい引っかけてきたのかい?もしや、飲めば飲むほどに強くなる酔拳の使い手かい?と、どんどんどんどんよくなってくる様にただただ感動。楽しくって楽しくって楽しくって楽しくって。バンドのメンバーがしっかり彼をサポートしている様が伝わってくるようだったし、シェインは言うまでもなく最高だったし、聞いてる皆も、もんのすごく楽しそうだったし。こんな幸せな夜が終わってしまうのが、信じられない私でありました。
そして今夜のラストはwhiteの忌野清志郎&NICE MIDDRE with NEW BLUEDAY HONRNSで燃え尽きました。何度も何度も足を運んでいる清志郎のライブだけれど。一言一句変わらない彼の言葉だけれど、いつ聞いてもその当たり前が嬉しく尊くありがたい。私の活力、私の秘め事、私の本当が、彼の歌の中にはいつもあって、それをいつものように、私だけに届けてくれる。本日もたくさん受け取り、初日の夜を華々しく締めくくってくれたのでありました。