今日の出来事

makisuke2004-07-11


自分を取り戻すべく、足しげく銭湯のサウナの水風呂に通い詰める日々。

ここの銭湯には、軽食所がついていて、けっして広くはないけれど、食券を買って飲み食いができるスペースがある。風呂上がりに生ビールをぐいーっとやる人、腰に手を当ててフルーツやコーヒーの牛乳を飲む人。いつも賑わってる。つまみの方もどんどんエスカレートしているみたい。肉ジャガありカレーライスあり自家製お新香あり牛丼に煮込みなんかもあるらしい。

私は今日も水が恋しい。一日だってつかっていたい。水風呂につかってクラゲのようにブラフマンのように浮かんでいると、生きた心地がしてくるの。乾いていた皮膚が、水をどんどん吸い込んで。「ビッグ・フィッシュ」のパパみたいに、体が乾くと死んでしまう。お魚の生まれ変わりなのかもしれないね。なんて。

サウナに入って、吹き出す汗を汗を楽しんでいると、聞くともなしに会話が聞こえてくる。老いも若きも、スリムも肉持ちも、ここで友達になったのだという。サウナに入っていて、二度三度と顔を見かけると、どちらからともなく声を掛けあって、友達になるという。住んでる所も、年も、仕事もまちまちで、それでもこうやってサウナで知りあって仲良くなって、つるんで他所の銭湯を巡ったり、帰りがけに一杯やったりするのだという。「一人で入ってたって、退屈だもんね」だ、そうなのだ。

そうか、そうなのか、友達ってそうやって作るのか。友達ってそうやって作るものなのね。と、新鮮な感動を覚えて、タオルでさらに顔を隠して、こそこそとサウナを後にする。再び水風呂に浮かびながら、もしやこの銭湯が私以外全員友達の集まりではないかと、空恐ろしくなる。だけどさあ、そうやって友達になったら、何を話したら良いいんだろう?考えれば考えるほど、私にはさっぱり思い浮かばないのでありました。

妹(次女・はも・ダイバー)から、メールが来る(バースデーメールだったりする)。12時をまわったら、私はヒトツ年を取る。奇数の年の方が、私は好きだな。偶数の年は、落ち着いてる感じが好きでないな。彼女の推測どおり選挙速報に釘付けな我が家だったりする。

ベッカムに恋して/グリンダ・チャーダ

イギリスに住むインド系の女の子が、自分の道を切り開いていく様を描いた青春映画。日本では、記録的に映画の入りが悪かったというけれど、観終わった気分は、なかなか悪くない。インド人のとにかくハデな結婚式の様子(名古屋人?)や、サッカーの練習場面なんかも楽しくって。なんやかんやあっても、パパ(親)というのは娘に甘くって、やっぱりクスクス笑ってしまう(ベタでもOK)。娘達はそれぞれの幸せをつかみ取って、ホント良かった。エンドロールはニコニコと見れました。主役の女の子は、可愛くもキレイにも野暮ったくにもいろいろに見えて、なかなか魅力的でした。