読了本

幸福な食卓

こちらは持ち歩いて、電車の中や喫茶店で読みました。瀬尾さんはやっぱり良いな。今回の新作も変わらず良かったということに、嬉しいというよりも安心さえしてしまう。

本を読んでいると、バックにいる作者そのものが透けて見えて、その透けて見えた人(作者)が、好きだな良いなと思う場合と、バックにいる書いている作者が全く感じられなくて、それでもその物語そのものが純粋に、好きだな良いなと、思う場合があるのだけど。瀬尾まいこの本は確実に前者で。登場人物が作者とダブるというよりも、そういう登場人物に命を吹き込んでいるアナタ(瀬尾さん)の全うさが、ありがたいと思うのだ。卵の殻の入った、手作りシュークリームの味はどんなだろ?
おいしい暮らしのめっけもん おいしいごはんのためならば 平松洋子の台所

  • 平松洋子「おいしいごはんのためならば」を読み終わる。

こちらはベットルームに持ち込んで、夜眠る前に少しずつ読み進めて行きました。まずはオススメ(愛用)の調味料を綴った「わたしの調味料」に圧倒されてしまう。わずかな味の違い、風味の違いを繊細にかぎ分け、例えば胡麻油にしたって、料理によってと2本、3本と使い分けて楽しんでいる。その貪欲さ、その真剣さに脱帽してしまう。さらには、レシピあり(シンプルで豪快で)、とっておきの店の紹介あり、お取り寄せ情報あり。さらにさらに嬉しいことに、長年西荻窪を愛し暮らした平松さんは、西荻窪にも詳しいのだ(とらや、ムッシュ・ソレイユ、寳屋牛肉店、魯人、ブリキ星、魚庄、ほぼり、もぐもぐ、夢飯、坂本屋、戎、三ツ矢酒店と、とにかく馴染んだ嬉しい店の名がたくさん出てくる)。平松さんの本(「平松洋子の台所」「おいしい暮らしのめっけもん」)は、読んでいるこっちが元気になってくる。平松さんの毎日に対する貪欲さが伝染してくるのだ。

ヒトリごはん

昼間は久し振りにゆっくり時間が取れたので、荻窪の教会通りで「スープカレー」を食べる。かなりの辛口。一日中カラダがぽかぽかしていました。

Aは打ち合わせから軽い飲みに入るのだそうで、私は大奥(濃いな〜)を見ながらヒトリ夕ごはん。押し麦のたっぷり入った麦飯を炊いて、ブリ大根とおからと野沢菜(昨日の残り物)。プーアール茶を飲み飲み、大奥というか松下由樹の濃さをさっぱりさせる。ヒトリの時は、Aの席に座ってAの茶碗でこっそりごはんを食べます。理由はないけど、こっそりする所が楽しいので。

フライ・ビーンズ

昔、給食に出ていた「フライ・ビーンズ」。大豆を揚げたモノだということは分かるのだけど、あれはどうやって作るのだろう?かなり美味しかったから、また食べたいよね。という疑問と願望が姉妹の間で沸き起こっている。あれは大豆に何をまぶして揚げていたのだろう?