お父さんとお母さん

フルサトの景色と一緒にこの人たちを見ると安心する。この人たちはある時期に、とても鮮やかに親という手を離してくれたような気がする。ちょっと愛情が足らないのかも?もしくは大ざっぱ過ぎるのかも?とも思うけれど、やっぱり私には心地が良いような。とっても楽だし。だから私も子供という目でこの人たちを見ていないのかもね。

我が母親は、定年退職を迎えてから、ヘルパーの資格を取って、あっという間に私の同業者になったのだけれど。とりあえず今は、実家にいる自分の母親(私の祖母)の世話に通っているらしいのだけど。今日会った母親は言いました「お母さん、アルバイトのチラシで見つけて、今、発掘のバイトしてるのよ!日給は6600円の、発掘調査団の一員なのよ、まあほぼ土方だけれどね」この人は日々年々面白くなるような。

我が父親は小さな町の議員さんをしているのだけれど。出馬するって聞いたときは、素直に賛成!という訳でもなかったのだけれど。実は私も選挙カーに乗って、マイクを握ったりもしたのだけれど(ここだけの秘密)。お父さん、案外向いているのかも。細かい議員のスケジュールや役割を楽しそうにこなしている。この人も日々年々マイペースになっていくようだ。