介護マシーン

makisuke2004-07-20


一週間ぶりに「早くしろ休むな立ち止まるな」のおじいさん宅へ。気分はすでに臨戦態勢。気温はすでにMAX状態。彼の希望はやはり「病院までとにかく早く車椅子を押してってくれ」ということ、それのみ。全く妥協の余地はないらしい。訪問時から憮然とした表情で車椅子にて待機している。挨拶もそこそこに出発。10分前に訪問したのにも関わらず「遅いんだよ」と、先制パンチ。病院までの道のりは、当然凸凹ありの坂道ありの対向車ありなんだが、少しでもスピードを落とそうものなら「だから女のヘルパーは頼みたくないんだよ、オレが頼んでいるのは、男。力のある男なんだよ」と、のたまうので。心の中で「男のヘルパーもね、みんなみんな嫌になっちゃったんだよ、怒られるの。だから私に話が回ってきたんだよ」と、毒づきながらも、小走りで病院へ。結果「いやー、今日は暑かったねー」と、話す人々に「風があって、湿度低くて、わりに過ごしやすかったですけどね」と切り返すほどの、精神的余裕のある人間に成長しましたっ。