２本立てロードショー。

昨夜「デイ・アフター・トゥモロー」を見終わったＡ様が「何一つ面白いという所が見当たらなかった映画だ！」と怒りを露にしていましたので「いやいや、斬新な千代田区の切り口が面白かったじゃないの！*1」と、フォローしておきました。が、彼はあまりにも腹に据えかねる。ということでツタヤディスカスから届いたもう一本「スパイダーマン２」をお口直しとして観賞することに。しかしディスカス、自分で登録しておいた（自己責任）にも関わらず、忘れた頃に思いかけない取り合わせで届けられていたりするDVDは、もはや福袋状態。得したような損したような。嬉しいような嬉しくないような。複雑な気分のワタシなのでありますよ。

そしてそして「スパイダーマン２」ですが、十二分にお口直しとしての役割を果たしてくれました。続編特有の失速感も感じさせず、むしろスケールアップして「3」への期待を繋げてくれました。相も変わらずブサイクで尻軽に見えかねないMJもだんだん可愛く見えてきたし、へたれもへたれのドビー・マグワイヤは、やっぱりとっても良かったな。ヒーローも悪役もキチンと苦悩している様が伝わったし、巷に溢れるヒーローモノとは一線を画しているように思いますよ。しかし、ピーター（ドビー・マグワイヤ）開演には間に合わないし、恋人は去っていってしまうし、糸は出無くなるし、悪口は書き立てられるし、エレベーター使っちゃうし、成績は落ちておばさんには誤解されるしの、とっほほほぶりを実にキュートに演じてくれましたね。きゅんとなりました。

*1:赤い格子の遊廓あり、語られる日本語も中国人が話すようなイントネーション