介護マシーンとしてのワタクシ

本日は新規の仕事が一件入る。担当することになった患者さんは、とにかく何をするにも時間がかかる。歯磨きに20分、トイレに行って帰ってくるまでに40分、ごはんを食べるのに1時間。といった具合。身体機能が落ちてきているものの、それでも何とか自分のチカラで歯磨きなりトイレなりごはんなりを、こなしていける。私は辛抱強く隣に付き添って、最小限のチカラを貸しつつ、見守らなければならないのだな。私の時間では、信じられないほどの時間がかかる彼女。どうしても気持ちが焦れてしまうのだ。だけれど、彼女にとってはその時間がとても大切なのだな。急いですること早くすることやってあげることは案外容易い。相手の時間にそって、とにかく待つということは案外しんどい。私の時間をここでは忘れて、彼女の時間にあわせること。しばらくは、ゆっくりが私の課題になりそうだ。