ロード・オブ・ドッグタウン/キャサリン・ハードウィック@シネマライズ渋谷


Aさんは新年会で今夜はごはんいらないよと言うもので。残業が終わってから、シネマライズの最終回に滑り込み「ロード・オブ・ドッグタウン」みてきましたよ。いやはや、とてもとてもとーてもよかったです。すっごくいい映画みてきたなーという感じで。みている間は音楽とボードの行き交うテンポにただただ見蕩れ、見終わってこれは至極全うな青春映画じゃないか!とため息をついて。終わりに向かって、どんどん輪郭や彼らの顔つきがはっきりしてくる感じ。そんな所も上手にできてるなーと思ってしまった。

20年後も、僕たちの夏休みは続くと思ってたー。

安っぽいコトバかもしれないけれど、男の子達のこういうやんちゃな友情って、私はほんとーに無条件に大好きで、ちょっと嫉妬してしまうくらいなのだよね。だからシドを囲んで空っぽのプールを滑り続ける彼らを見ていたら、胸が熱くなってきて、もうたまらなかったのだよ。彼ら総てが愛しくなった。もちろん、彼らはそれぞれいろんなその後の人生を歩いていくわけだけど、きっといつまでもこの空っぽのプールが始まりなんだよね。だから彼らの夏休みは、ちっとも終わってない。ずっと夏休みのまんまなんだよね。それに気が付いたから、見守っていた私も、とーてもとーてもシアワセな気分になって、画面に向かってバカみたいに笑いかけ続けていたのだよねー。嗚呼、良い時間を過しました。言いたくなるような、そんな夜だった。