この頃みた映画

makisuke2006-02-05

グッドフェローズ スペシャル・エディション [DVD]←やっぱりいいなぁ。グッドフェローズ(俺たちゃグッドフェローズ!)。「ゴッドファーザー」はマフィアの世界をドラマチックにメロディアスに見せてくれるけれど。グッドフェローズのこの乾いているような、冷めているような、どこか陽気な感じも私は好きだな。そして彼らの食卓は刑務所の中だって、とにかく豪華でリッチで貪欲で、嗚呼、もう、たまりませんて。主役の男の子はなにげにディカプリオ顔でありまして、後数年早く生まれていたらきっと彼にこの役は回ってきたのだろうね。デ・ニーロは言うまでもないけれど、狂言回しみたいなジョー・ペシもたまらないね。

PLANET OF THE APES / 猿の惑星 アルティメット・エディション [DVD]ティム・バートンのPLANET OF THE APES。何処かの雑誌のインタビューで彼がこの映画をけちょんけちょんに自らけなしているのを読んだことがあったけれど。確かに確かに、ティム・バートンらしさが全くなかったような。どうしてリメイクしたんだろう?彼でなくてもいいような。彼の奥さんの猿ブリは堪能したけれども。面白がりドコロが見付からないまま終わってしまった。残念。

THE JUON -呪怨- ディレクターズ・カットコレクターズ・エディション [DVD]←日本版をAさんが見ていて「怖くはなかったけれど、とことん不条理に作ってあってよかった」と褒めていた(?)。初っぱなから、なんとなく映像の色合いと質感が苦手でのめりこめなかった。映画らしくないんだよなーなんか。ザラザラした質感の映像部分は引き込まれたけれど。見終わってAさん「不条理だった部分が全部説明してあって、つまんねー」と憤慨していた。まさに私が面白がっていた部分だね。そんな私がこの映画でいちばん怖かったのは、頃合いを見計らってAさんがわざとライターを落とした瞬間でした。肝が冷えました。

真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション [DVD]←直球で言ってしまえば、つまらなかった。積極的に憤慨する気分にもなれないけれど、ゆるーくつまらなかった。原作もしりあがり寿も大好きなんだけれど、別物としてつまらなかった。小技は効いていて笑えるんだけれど、それだけで。これ、芝居だったら面白かったのかもしれないなーとか思ったり。クドカンは映画との相性が良くないように思ったり。

ランド・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット [DVD]←Aさんの影響で、大のゾンビ好きになってしまった私。ジョージ・A・ロメロのゾンビ(asin:B00005G0DQ)も大興奮したけれど、今作は…中盤までは退屈だったし、少し理屈っぽくもあったような。愚かな人間とゾンビの悲哀が切なかったけれども。ややさみしい。映像はやはり美しいなーと思う。川をわらわらと越えていくゾンビたちの場面とか。キレイだった。