新緑の街をいく

躑躅


言葉はぽつぽつと浮かんでくるけれど、まとめる力が湧いてこないので、今日は写真に思いを託して。

 

あっつ、映画の日なので映画にいきました。感想は、また今度。急にあたたかくなったので、毎日がいつもより幾分か疲れやすいみたい。今週は転送電話当番で深夜までなんとなく落ち着かない。映画を見てたら五件も電話があって、あわあわとする。急いで各所に掛け直す。落ち着かない落ち着かない。川上弘美の新作を読んでいる。「風花」。まだ半分ぐらいだけど、季節の匂いがちゃんと届く。相変わらず、上手いですねえとちょっと突き放してみたりしつつゆっくり読んでいる。主人公の「のゆり」みたいに、わたしは決して決して大人しくて線の淡い女の人ではないけれど、なんとなく「のゆり」の目線がわたしの目線と重なったりする。「ゆりちゃんて、女として、だめなところがあるよね」ってところにドキリとする。そうそう、出掛けた街で懐しい人の懐しい背中を見掛けたけれど、声を掛けずにおきました。声を掛けずに、空が広く感じるその街をぶらぶらしながら映画が始まるのを待ちました。そんな日。書きだしたら、結構言葉になってるじゃんねえと。自分に少し笑ったりして。「ココロとカラダ 人間の全部」ってコピーが前からすごく好きなのだ。