バッドアス!/マリオ・ヴァン・ピーブルズ@シネセゾン渋谷

makisuke2005-10-14



仕事を3件ほど片づけてから、シネセゾンにて「バッドアス!」のレイトショー見てきました(指には包帯巻きで)!見終わったワタシはヒトリシートで小さく拍手を送りました。メルビィンとマリオに。そして、この映画に関わった総ての人々に。この映画は「スウィート・スウィートバック」のメイキングなどには留まってはいないのですね。私財を投げ打ち、金という金を借りまくり、犠牲をいとわず、仲間や家族と衝突しながらも、カメラを回すことをやめなかったメルビィンと。そのメルビィンの一番近くにいてずっと見つめ続けた息子・マリオ(マリオ役の男の子がバツグンに可愛かった)が、父への想いを込て撮った映画。

そもそも金曜日の夜の渋谷なんて、頼まれたって行きたくはないのだし。見終わってのJRの、あの殺人的な混雑ぶりには、思い出しただけで心底ウンザリするのだけれど。それを上回る「見て良かった」感は、全く揺るぎがないですよ。感動しました。ココロが震えて止りません。何かを作ろうとしている人。何かを作ることを忘れていない人。何かを作る困難に負けそうになっている人。そんな人たち総てにに見て欲しい。そんな映画でありました。こんな言い方はミョーに年寄り臭いのだけれど、もっともっと若者に見て欲しい。これからの人たちにたくさんたくさん見て欲しい。そんなことも強く想ったりした。そんな夜。