アワーミュージック/ジャン=リュック・ゴダール@シャンテ・シネ


「地獄編」「煉獄編」「天国編」の3部構成からなるこの映画。第一部はあらゆる戦争シーンのコラージュ。第二部はドキュメンタリーのよう。第三部はどことなく舞台劇を思わせた。暗転でばさばさと切り取られていくコラージュシーンは、あまりに美しく、ただ見入るばかりだった。一部では視覚を、二部では思考を、三部では余韻を。味わったと言ってもいいかなと思う。好みで言うなら、もっと視覚の映画であって欲しかったし、求めてた。私がそんなことゴダールさんに言うのもなんなんですけどね。