ポビーとディンガン/ピーター・カッタネオ@恵比寿ガーデンシネマ

 

ポビーとディンガン見てきました。とてもとてもよかったです。原作がとても忠実に描かれていた所も嬉しかったトコロ。私はすっかり「お兄ちゃん」の気分でこの映画を「妹」を見守っていました。子供の、男の子の目線で描かれている映画が大好きで愛しくてたまらない私にとっても、この映画は始まってすぐから、ずっとずっといとしくって愛らしくってたまらなくって地団駄を踏みたいぐらいでしたから。まるで全部が全部愛しいものでできているお菓子を食べているような気分で。幸せな気持ちでいっぱいでした。物語は「シアワセ」と言い切るには残酷だし、物語自体も言ってみればオーソドックスなんだけれど、そんなことは、私にはどうでもよくって。ただただ「お兄ちゃん」になって一生懸命自転車のペダルを漕ぎ続けていたような気分で。映画の間私も泣いたり笑ったりと忙しく動き回っていたのです。

ポビーとディンガン←ピーター・カッタネオ監督は「フル・モンティ」「ラッキー・ブレイク」と小粒だけれどいい感じの映画を撮っているし。原作を読んだ時から、アタマの中に映像が浮かんでくるようだったから、この映画とてもとても楽しみにしておったわけです。映像もキレイだったし、ラストの終わらせ方も好きだし、とにかく男の子と女の子が可愛かったのです。またヒトツ愛すべき男の子映画に出会うことが出来ました。ネクタイをパパに締めてもらうシーンがよかったな。実に実に。