まだまだわたしは腕まくり

向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK) 料理歳時記 (中公文庫) 伝言レシピ (クウネルの本) 
フルサトから届いたダンボールいっぱいの季節の便りは、まだまだわたしに腕まくりを続けさせてくれております。ありがたいありがたい。ほうれん草は、ざっと刻んでナムルに。新タマネギのスライスには、若芽の翡翠炒め(向田邦子さんがよく作っていたヤツ)をのっける。オニオンスライスと若芽の翡翠炒めの相性は、かなりよいなあと我ながら思い、激しく満足する。そうそう、若芽にも野菜のように旬があり、春先の若芽は殊更に柔らかく美味しいということを教えてくれたのは(わたしの料理における心の師匠)辰巳浜子さんの料理歳時記だったなあと思いだしてみたり。大根をスライスして伝言レシピの大根のマリネをちよっとアレンジして作ったり。後は八種類の野草を煮出したお茶をずるずる飲みながら、にんじんごはんの残りと一緒に美味しく食べた。納豆の薬味の変わりにオニオンスライスを混ぜても美味しい。それにしても、春はとにかく野菜が(含む海草)美味しい。甘い野菜も苦味のある山菜も、生き生きと水々しくて、とにかく力をもらえるのだ。春は春に美味しいものをたくさん食べる。そろそろ今年も浅蜊が美味しくなってくるんだねえと、そんなことを考えてまた、嬉しくなった。わたしは今年の春も春に美味しいのをたくさん食べることになりそうです。うれしいねえ。

ほうれん草のナムルのいいかげんレシピ

ほうれん草をざく切りにしてざっと茹でる。熱々のままザルにあげてざっと水切りする。ごま油と美味い塩とすりゴマで和える。好みで一味唐辛子も混ぜる。で、出来上がり。出来立てはあまりに美味しくて、たくさん作ってもぺろりと食べてしまう。塩の変わりに醤油を使う方が一般的かも?しれませんが、わたしは、ごま油と美味い塩の組み合わせがすきなので。塩で。