もう一人の、誰か。 そんな存在をいつもどこかで、でも確かに、感じていた。 いつも想いを馳せていた。何処かに存在する誰か。何処かで息づいている誰か。ううん、違う。もしかすると、生まれ落ちるもっと前の、母さんのお腹の海の中に一緒にたゆたっていた…
クリスマス・イブの街の喧騒にてこずりながら、楽しみのような怖いような気持ちで「鉄コン筋クリート」をみにいった。楽しみで、だけどやっぱり怖いような気持ちだねと、言い合いながら。人込みをまさに縫うようにして、なんとか映画館まで泳ぎ切った。みた…
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